贈答用として頻繁に使用されている高級で美味しい食材
誰かにプレゼントをあげるとき、喜んでもらいたいからより高くていいものを、という気持ちと、今月はピンチだからちょっと質を落としてでも安いものを、という気持ちがせめぎあうことがよくある。我が家ではたいがい後者が勝つのだけど、前者の精神を決して忘れてはいけない。とはよく思う。
江別市森林キャンプ場（北海道）：全国日帰りバーベキュー＆キャンプ場2014：るるぶ.com
私の実家にはよくお中元やお歳暮が贈られてくる。時々遊びに行っては恩恵に預かるのだが、その中でも時々見かける商品がある。それが「人形町今半」のギフトである。ハムの詰め合わせだったり、肉の味噌漬けだったり、時には肉まんという変わり種の贈り物もある。その中でもヒットなのが、高級黒毛和牛肉の詰め合わせである。両親は高齢なのでそれほど肉を食べたがらない。そこへお肉大好きな私たち娘一家が行けば、高級食材を余すことなく消費するので、両親にとっても私たちにとってもWINWINなのだ。
人形町今半の牛肉はA4かA5ランクのみを扱っているとのことで、見るからにサシが美しいピンク色をしていて、そのままかぶりつきたくなるくらいだ。ここまできめ細やかにサシが入っていると、もはや食べ物というよりは芸術品に近い。このレベルの肉だと下手に味付けをするよりも、塩コショウのみでいただく方が肉の旨みと甘味を堪能できる。
両親には下品だからやめなさいと止められたけど、私はこっそりネットで贈られてきた牛肉の値段を見てみた。すると、びっくりするくらいの値段が載っていた。きっとこれを送った人は、先の前者の精神を大事にしている人なのだろう。見習わなくてはと思いつつも、きっと金欠になったら後者が勝ってしまうんだろう。いつか景気がよくなって、旦那の給料が奇跡的にアップしたら…前者の気持ちを大事にしようと心に決めたのだった。